慢性疲労症候群

疲労感・倦怠感

疲労感・倦怠感とは、身体的・精神的に感じる自覚症状です。十分な休養をとっても疲労感・倦怠感がとれないとき病的とみなされます。また意欲のないときにも疲労感・倦怠感を感じることがありますが、これは無気力を意味します。このときは身体的疾患よりむしろうつ病などの精神的疾患の可能性が高いでしょう。どちらにしても過度の疲労感・倦怠感が続くときはココロとカラダを蝕みますからそこからの脱出が課題と言えるでしょう。

CFS慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome)

慢性疲労症候群(CFS)とは、これまで健康に生活していた人に原因不明の強い全身倦怠感・微熱・頭痛・脱力感や、思考力の障害・抑うつ等の精神神経症状などが起こり、健全な社会生活が送れなくなる病態でをいいます。

重要なポイント

いつ始まったか。発症は急激か・徐々か。疲労感・倦怠感が急激に起こった場合、発熱・立ちくらみ・多飲多尿・体重減少など他の身体症状を随伴しているかどうかが重要です。また日内変動も診断に重要となってきます。一般に器質的疾患では疲労感・倦怠感は午後から夕方にかけて強くなりますが、精神科疾患特にうつ病では朝、だるさを感じることが多いようです。

CFS診断基準(米国CDCに準拠)

大クライテリア(大基準)

1.生活が著しく損なわれるような強い疲労を主症状とし、少なくとも6カ月以上の期間持続ないし再発を繰り返す(50%以上の期間認められること)。
2.病歴、身体所見.検査所見で別表に挙げられている疾患を除外する。

小クライテリア(小基準)ア)症状クライテリア(症状基準)
(以下の症状が6カ月以上にわたり持続または繰り返し生ずること)
1. 徴熱(腋窩温37.2〜38.3℃)ないし悪寒 
2. 咽頭痛 
3. 頸部あるいは腋窩リンパ節の腫張 
4. 原因不明の筋力低下 
5. 筋肉痛ないし不快感 
6. 軽い労作後に24時間以上続く全身倦怠感 
7. 頭痛
8. 腫脹や発赤を伴わない移動性関節痛 
9. 精神神経症状(いずれかlつ以上)
羞明、一過性暗点、物忘れ、易刺激性、錯乱、思考力低下、集中力低下、抑うつ



10. 睡眠障害(過眠、不眠)
11. 発症時、主たる症状が数時間から数日の間に   発現
イ)身体所見クライテリア(身体所見基準)
(少なくともl月以上の間隔をおいて2回以上医師が確認)
1. 微熱
2. 非浸出性咽頭炎
3. リンパ節の腫大(頸部、腋窩リンパ節)
◎大基準2項目に加えて、小基準の「症状基準8項目」以上か、「症状基準6項目+身体基準2項目」以上を満たすと「CFS」と診断する。 ◎大基準2項目に該当するが、小基準で診断基準を満たさない例は「CFSの疑いあり」とする。 ◎上記基準で診断されたCFS(「疑いあり」は除く〉のうち、感染症が確診された後、それに続発して症状が発現した例は「感染後CFS」と呼ぶ。
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