PTSD

PTSDとは

21世紀に入り日本でもPTSDという言葉をよく耳にするようになりました。この心の病気は最近まで日本では全く話題にされていなかったのです。しかし阪神大震災の後、町が復興されてきたにも関わらず被害にあわれた方々が心の不調を訴えるようになり、そこで初めてPTSDという言葉が注目されるようになりました。その後毒物カレー事件、サリン事件などの様々な犯罪がおき、日本でもPTSDという名前が定着してきたのです。

心的外傷後ストレス障害

PTSDは正式には英語でPost-Traumatic Stress Disorderといい日本語では心的外傷後ストレス障害又は外傷後ストレス障害と訳されています。PTSDとは人が通常体験する範囲を越えた極端なストレスとなる心的外傷的な出来事に巻き込まれたことによる障害のことで、外傷体験が長時間持続する症状をいいます。症状としては過去の外傷的な出来事が今目の前で実際起こっているかのような錯覚があげられます。またトラウマ体験を思い出したくないのに何度も侵入的に繰り返し思い出したり、孤立感、睡眠障害、外傷体験に類似した症状があります。

トラウマとは

トラウマという言葉を最近よく耳にするようになりました。トラウマとは人の対処能力をはるかに超えた体験によって脳に強烈な記憶が刻まれ、その体験がその人の行動や思考に永久的、無意識的に作用するような出来事や状態をいいます。ドメスティックヴァイオレンスなどの暴力で重症を負った、事故に巻き込まれ衝撃を受けたなどの体験からトラウマを持つことがあげられます。

日常体験との違い〜症状

日常生活の中で思いがけない出来事に心を痛めるといった経験は誰にでもあることで、そういった経験の直後はショックな感情や激しい感情を何度か思い出しますが次第にその感情は薄れていきます。つまり通常はその体験を消化させていくのです。しかしPTSDは時間が経過しても過去の思い出にはならずトラウマとして永続的に残り、蘇ります。そのとき体験した時の記憶そのままを頭に保存し、その体験に関するさまざまな記憶、例えば視覚や聴覚などの諸感覚の記憶、情緒や感情、その際に抱いた考えや思考などもずっと頭の中に保存されるのです。そして時間が経過した後に何らかのきっかけでこの体験の記憶が甦り、非常に生々しい形で心に侵入してくるのです。

PTSDの及ぼすさまざまな症状

PTSDが及ぼす身体症状には高血圧・狭心症・胃潰瘍・慢性気管支喘息・自律神経失調症・夜尿症など非常に多岐に渡ります。また反復する侵入的な想起や悪夢・フラッシュバック・覚醒亢進症状としての不眠や集中困難、外傷の重要な側面の想起不能・外傷体験を想起する刺激の回避、また引きこもりなどがあります。

東京クリニックのPTSD治療

抗うつ薬、いわゆるうつ病やうつ状態の治療に用いる薬を使用します。そのなかでも特にSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)といわれる薬が有効であるとされています。またそのほかに三環系と呼ばれる抗うつ薬も使われます。東京クリニックでは適切な診断と治療により快適な社会生活が一刻も早く送れるように全力で取り組んでいます。
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