アスペルガー症候群

アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群は、自閉的精神病質から発展した概念で、最も発達水準の高い広汎性発達障害(PDD)の亜型です。対人関係の障害および制限された常同的な行動、興味、活動性のパターンがあるが、早期の言語・認知能力の発達に遅れはありません。青年期以降では、その他の病気(単純型分裂病、分裂病型人格障害、強迫性人格障害)などと鑑別が必要です。有病率は不明ですが、強いこだわり・強迫症状、被害・関係念慮(または妄想)、大うつ病/躁病エピソードなどが青年期に出現することがあります。自閉症とアスペルガー症候群は、社会的相互交渉の質的異常、コミュニケーションの質的異常、および著しい興味の限局と反復的行動が特徴ですが、言語表出のある軽症例のみを指します。

主な特徴

対人関係の問題

アスペルガー症候群の人は典型的な自閉症の人と違い、人と関わることが嫌いではありません。話し言葉はとてもよく発達しますが、人との間の「暗黙のルール」や、言葉以外の表情や仕草、相手の気持ち、その場の雰囲気などを理解することが苦手です。

コミュニケーションの問題

アスペルガー症候群の人は話すことができないわけではありません。話すのが好きなアスペルガー症候群の人も沢山います。しかし、話し方がやや一方的になりやすい傾向にあります。会話のやり取りが長続きしにくいのが特徴です。

想像力の欠如

事実や数字などのデータに関する記憶力のよさとは対照的に、抽象的な思考が苦手です。学校では「感想文」や「読解」などの想像力を必要とした課題を苦手とすることがよくあります。想像力の障害はこだわりやごっこ遊びの少なさ、融通の利かなさという面で見られます。

特別の興味

アスペルガー症候群の人は、科学、物理、コンピューターなど、しばしば特定の事に強い興味をもち、変わったものをコレクションしたりすることもあります。何度も同じ質問を繰り返したり、ある観念から離れる事を嫌ったり、関心の無い事は学ぼうとしないという傾向があります。
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