朝、気分が悪い

朝の不調〜目覚めが悪い

起きようとしても、仕事や学校に行くのがおっくうで行きたくないと思う。睡眠不足かと疑ったが、どうも調子が悪い。これらの症状が朝方強く、夜頃には調子が戻り、明日こそはきちんと頑張ろうと思える場合、日内変動と呼ばれる症状かもしれません。

朝の症状

  1. 支度に時間がかかる
  2. 抑うつ気分
  3. 不安を感じる
  4. 胃がムカムカしたり、むねやけが起きる
  5. 起き上がるとめまいのような感覚に襲われる
  6. 吐気
  7. 頭痛
  8. 腹痛

日内変動とは

ストレスをうけている人は、半数近くの人が、朝起きたときに最も不調が強く、その後時間が経つにつれて薄れていく傾向があります。しかしそれらの多くの人の脳は、午後になるとよくなったような錯覚をして頑張ってしまい、翌朝またつらくなる。その繰り返しによって、朝と夕方の格差がどんどん大きくなり状態を悪化させていきます。

体の仕組み

ご存じのように、血圧や体温は毎日ほぼ規則的に変動しています。そればかりでなく、ホルモンなど体の中で作られる物質の量や白血球の数なども同じです。この規則的な変動のリズムをコントロールしている仕組み に体内時計といわれるものがあります。

体内時計メラトニンとセロトニン

動物はそれぞれ特有の体内時計を持っており、それは遺伝子で支配されているようです。ヒトの場合、25時間周期になっていて、毎日1時間ずつのズレを太陽の光を感じることにより補正しています。体内時計は視床下部の中にあり、睡眠のほか食欲や性欲等のコントロールもしています。この視床下部の支配と外界からの光刺激とにより、脳内の松果体でメラトニンという物質が作られ生体のリズムを微調整しています。メラトニンはサーカディアンリズム (概日リズム) の制御に関与しており、メラトニンとその前駆体であるセロトニンの両方が、気分に影響を及ぼします。したがって気分の緩和もメラトニン及びセロトニンによって制御されていると考えられます。

光刺激とSSRI

夜間勤務の人が、勤務に入る前に1万ルックス位の強い光(日当たりの良い窓辺の明るさ)に当たることにより、体を日中のリズムにしようという試みがあります。海外出張するサラリーマンなどは、光を十分に浴びる代わりにサプリメントとして売られているメラトニンを利用して時差ぼけに備えることもあるようです。一方でセロトニンに作用するSSRIを用いることで日内変動を改善することができます。

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