昼夜逆転疲れがとれない

ストレスと睡眠リズム

24時間型社会が広がって勤務も交代制、そのような社会事情も影響して睡眠の悩みが増えています。もっとも多いのはストレスを背景に眠れないことをこだわって、懸命に眠る努力をするあまりに眠れなくなってしまう不眠症です。もう一つは、生体リズムの障害からくる睡眠障害です。このうち最近注目されているにが睡眠時間が後ろにずれてしまう睡眠相後退症候群です。いずれもストレスが関係しているといえるでしょう。また気分、感情も大きく関与しています。

眠気やだるさ、イライラ、集中力の減退

典型的な例では、夕方から夜に目がさえ、眠れるのは午前2時〜6時ころで、いったん眠ると起きるのは午前10時〜午後2時頃になってしまい、出社や登校時間に合わせて無理をして起きても、眠気、だるさが強く、仕事、学業に集中できないという症状が起きます。イライラも強く、最近の調査では8%の人がが当てはまると報告されています。このような場合適切な治療を行うことにより数週間で改善が見られます。

最初は夜更かしから

人の脳の奥にある視交叉上核に体内時計があって、約1日のリズムを刻んでいます。朝起きて活動し、夜眠るというリズムを作っています。これに連動して、体全体のリズム(体温、血圧、脈拍、ホルモン分泌など)を調整しています。例えば体温のリズムでは、昼は活動するのに適して高く、夜は低くなります。低くなると眠気が出てきます。睡眠を誘う作用を持つホルモン・メラトニンの分泌は、昼はほとんど無く夜急増します。そして、体温の最低時刻とメラトニン分泌の最高時刻は一致します。睡眠時刻が遅れる睡眠相後退症候群の場合は、約1日のリズムが昼夜のサイクルとずれています。夜になっても体温が下がらない、メラトニンの分泌も増えないために眠気が出てこないのです。これには夜更かしの生活、受験勉強などで夜遅くまでがんばったことなどが起因になって、重症の場合は完全に昼夜逆転します。通常は生活習慣を改善すれば元に戻るのですが、慢性化した場合、自分の努力だけでは戻せなくなり、1ヶ月以上症状が続いたときに睡眠相後退症候群として治療が必要になります。

上手な入眠法

1.睡眠は規則正しく
2.朝方、太陽の光を浴びる
3.朝は早く起きて、午前中は横にならない
4.カフェインを含む飲み物は夕方以降は飲まない
5.昼間は体を積極的に動かす
6.ベッドは寝るためだけに使う
7.眠くなるまでベッドに入らない
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