ヘルペス、カポジ水痘様発疹症、単純疱疹

ヘルペスとは

単純ヘルペスウイルス(HSV :herpes simplex virus)感染による。ウイルスは、身体のどこでも感染するが、主に粘膜および皮膚の外傷部位より侵入し、病変を形成する。初感染の大部分は不顕性感染であるが、新生児、乳児、成人特に免疫が低下しているものでは、重症になりやすい。初感染後に体のすべての知覚神経節の神経細胞核中に遺伝子の形で潜伏し、発熱、紫外線、性交、歯科治療などの刺激や過労、細胞性免疫の低下などで潜伏ウイルスが増殖して主にHSV‐1型は上半身に、HSV‐2型は下半身に発症する。日常診療では口唇ヘルペスや再発型性器ヘルペスが最も多く、次いで顔面ヘルペス、カポジ水痘様発疹症、殿部ヘルペスである。

ヘルペスの治療

(1)軽症の場合
抗ウイルス剤のビダラビン軟膏、アシクロビル軟膏を外用

(2)じゅくじゅくしたりかさぶたになっている場合

上記に加え、消毒薬の塩化ベンゼトニウム(ベゼトン液)を使用

(3)重症の場合
抗ウイルス剤のアシクロビル錠剤、顆粒、ゼリーのいずれかを併せて内用
塩酸パラシクロビルの錠剤内服

(4)リンパ節炎を併発している場合
抗菌剤を併せて内用
東京クリニック 皮膚科
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