眼瞼炎・眼角炎

眼瞼炎とは

眼瞼縁のかゆみ、灼熱、発赤、眼瞼浮腫、睫毛の喪失、流涙と羞明を伴う結膜刺激などが認められる場合がある。潰瘍性眼瞼炎においては、睫毛毛包に生じた小膿疱がやがて破れ、表在潰瘍が形成される。粘着性の硬い痂皮が形成され、剥がすと表面から出血する。睡眠中に分泌物が乾くことで、眼瞼が貼りつく。潰瘍性眼瞼炎は再発することがあり、ときに睫毛の喪失、眼瞼の瘢痕化が起こる。
脂漏性眼瞼炎では、容易に除去できる脂ぎった鱗屑が、眼瞼縁に現れる。マイボーム腺機能不全では、マイボーム腺の開口部が、硬いワックス状の栓により閉塞する(詰まる)。脂漏性眼瞼炎やマイボーム腺機能不全の患者の多くは、二次性の乾性角膜炎(96章参照)があり、それがかゆみや灼熱感、異物感をもたらす。病歴上、麦粒腫や霰粒腫を繰り返す患者も多い。脂漏性眼瞼炎やマイボーム腺機能不全の悪化は、不便さや不快さ、見苦しさをもたらすが、通常は角膜中心の瘢痕化や失明に至ることはない。

眼瞼炎の治療

(1)軽症の場合
弱ステロイド外用剤を使用

(2)中等症以上の場合
ビタミンB2、ビタミンB6内用
トラネキサム酸、L−システイン内用

(3)細菌感染の場合
抗菌剤を外用、もしくは内用
東京クリニック 皮膚科
東京クリニック東京クリニック