中毒疹、多形紅斑、環状紅斑

中毒疹とは

様々な誘因によって起こる皮膚アレルギー反応の一表現型である。紅斑は辺縁隆起、中央部陥凹し、典型的には虹彩状となる。手足、四肢伸側に好発し、左右対称性に分布する。組織学的には、表皮細胞の個細胞壊死が特徴的である。病因としては感染(単純ヘルペスウイルス、マイコプラズマ、溶連菌)、薬剤など様々で原因不明のものも多い。重症型として、口腔・眼粘膜にびらんを生じ全身症状を伴うStevens‐Johnson症候群がある。さらに最重症型である中毒性表皮壊死症(TEN:toxic epidermal necrolysis)に繋がるスペクトラムがある。

中毒疹の治療

(1)軽症の場合
原則として発疹に対してステロイド外用薬
漢方薬(十味敗毒湯あるいは香蘇散)
抗プラスミン剤(トランサミンなど)
Lシステイン(ハイチオールなど)

(2)中等症の場合
軽症の場合に加えて抗アレルギー剤(塩酸アゼラスチンなど)併用

(3)重症の場合
中等症の場合に加えてステロイド剤内服
東京クリニック 皮膚科
東京クリニック東京クリニック