水痘、水疱瘡

水痘とは

水痘は帯状疱疹とともに水痘、帯状疱疹ウイルス(VZV:Varicella‐Zoster virus)によって感染する伝染性疾患である。VZVは患児の鼻咽頭粘膜、皮膚水疱内に存在し、直接接触、飛沫、空気感染によって伝染する。VZVは上気道から進入すると局所のリンパ腺で増殖する。その後4‐5日で第1次のウイルス血症が起き、次いで肝脾などでさらに増殖し第2次ウイルス血症をきたし、感染後約14日目に標的器官である皮膚に感染して水疱形成にいたる。
水痘患児は発疹出現1日前から感染性を有する。感受性のある者が伝染すると10‐20日以内にほとんどが発症する。家族内感染ではほぼ100%、集団生活では約50%が発症する。病棟内で水痘が発症した場合、無処置であれば必ず第2次、第3次感染などの続発感染が生じる。たとえ個室に隔離しても空調が専用でない限り空気感染により、続発感染が生じる。病棟内での医師、看護婦など医療従事者を介しての感染は通常みられない。一方、水痘患児発生中の病棟内を感受性のあるものが通過しただけでも水痘が伝播されることがある。

水痘の治療

(1)小児の場合
初期の発疹には非ステロイド系抗炎症剤外用
かさぶたが始まっている場合は消毒液も併用

(2)かゆい時
かゆみ止めとして抗ヒスタミン剤内用

(3)発熱の恐れのある場合
非アスピリン系の解熱剤(座薬)

(4)重症化の恐れのある場合
抗ウイルス剤(ゾビラックス)内用
東京クリニック 皮膚科
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