尋常性乾癬

尋常性乾癬とは

慢性、難治性炎症性角化異常症で、厚い鱗屑を伴う紅斑を呈する。わが国では10万人前後が罹患し、30‐50歳に好発する。予後はよいものの、外見的、あるいは長期治療によりQOLは著しく阻害される。遺伝素因を基盤に何らかの要因が関与する。表皮細胞の分化、増殖異常と免疫学的病態との両面が考えられている。
 頭部、肘、膝、外陰部に好発する特徴的皮疹からその診断は比較的容易である。Koebner現象(無疹部を刺激すると皮疹が新生)、Auspitz現象(鱗屑を剥がすと点状出血)を認める。皮疹は融合し、時には全身を覆う(乾癬性紅皮症)。50%にかゆみを伴う。

尋常性乾癬の治療

(1)軽症の場合
弱ステロイド剤外用

(2)中等症の場合
中等以上ステロイド剤外用
漢方薬(温清飲、十味敗毒湯など)内用

(3)かゆみの強い場合
抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤併用

(4)重症の場合
皮疹の部位にトクダーム(大鵬薬品工業、ニチバン)、インファナル(久光製薬)を貼付

(5)難治の場合
チガソンカプセル(日本ロッシュ)を内用
東京クリニック 皮膚科
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