皮膚掻痒症

皮膚の掻痒

掻痒(かゆみ)とは、本能的にひっかいたりこすったりすることによって楽になろうとする感覚のことです。皮膚の掻痒を主訴として来院される方は多いのですが、軽症のものが大部分です。しかし、軽症と思われる症状でも皮膚のかゆみを急いで抑えたいという希望は強いものです。掻痒が強い場合は、皮膚の赤みや掻き痕だけではなく、他のことに集中できないことや、イライラして困ってしまう弊害が大きいようです。

掻痒(かゆみ)のメカニズム

掻痒の詳しいメカニズムは全て解明されているわけではありませんが、皮膚に存在する肥満細胞と呼ばれる細胞から分泌されるヒスタミンという物質が掻痒の原因の一つとなっていることがわかっています。ヒスタミンは、かゆみを知覚する知覚神経に作用し、その刺激がかゆみとして脳に伝えられると同時に、その刺激は逆行性に神経終末にも伝えられ、神経ペプチドと呼ばれる神経伝達物質を放出させます。この神経ペプチドはまた、肥満細胞を刺激し、ヒスタミンを分泌させるのです。かゆいから掻いてしまうという刺激は、皮膚が敏感な方の知覚神経を刺激し、神経ペプチドを放出させ、さらにかゆみの原因物質ヒスタミンの分泌を促してしまいます。そのため、どんどんかゆみが拡がっていくという悪循環に陥ってしまうと考えられています。

掻痒(かゆみ)の分類

皮膚掻痒症

肉眼的に発疹がみられず,かゆみだけを生じる疾患を皮膚掻痒症と定義しています。
  1. 限局性
  2. 全身性

掻痒性皮膚疾患

発疹とともに掻痒のある場合は,掻痒性皮膚疾患です。数時間以内に消失する皮疹と消失しない皮疹があり、数時間以内に消失する皮疹はじん麻疹です。数時間以内に消失しない場合は皮疹の部位、形態により診断がなされます。

ストレス

ストレスが掻痒の誘因となることから、家族、近隣の人間関係をよくし、精神安定に努め、家族も治療に協力してあげましょう。
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