脂漏性皮膚炎・ふけ症

脂漏性皮膚炎・ふけ症

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は、やや湿った黄色調の細かいふけのような鱗屑ができてしまう病気で、皮膚の脂漏部位に好発する炎症性疾患です。頭部の脂漏性皮膚炎は湿疹や限局性の乾癬・ヘアケア用品による接触皮膚炎などとの鑑別が必要で、時に重複していることもあります。痒みを伴い掻破された病変は苔癬化し治りづらくなります。
病因としては、皮脂分泌機能異常(皮脂成分の異常)やビタミンB2、B6代謝異常、細菌感染などが考えられます。

ふけ症

ふけ症は頭皮に発赤などの炎症が認められないレベルで、被髪頭部の広い範囲に細かい鱗屑を伴います。脂漏性皮膚炎の軽い状態とも考えられていて、湿性と乾性のふけ症があります。

治療方針

スキンケアと外用、内服療法を組み合わせての治療が一般的です。また、再発の回数や再発時の症状を軽減させるため、毎回正常な肌に戻すことを目標にし、中途半端に治療をやめないことが重要です。乳児の場合は生後6か月以降に症状の軽減や消失が期待出来ます。

スキンケア

ふけ落としをせず、ドライヤーの熱風やブラシの歯など、刺激を地肌に与えることを控え、低刺激性の洗浄剤で皮膚を優しく洗浄することを基本にします。また、ふけ取りシャンプーは、ジンクピリチオン配合のものや抗真菌薬硝酸ミコナゾール配合のものを使うと効果的です。

外用療法

ステロイド外用薬を主体として、掻破された病変には重症用を処方し、予防のために好発部位の正常皮膚に抗真菌薬を使うこともあります。 被髪頭皮部にはステロイドの外用薬などを処方し、顔・耳・顎・頚部・体幹には非ステロイドの外用薬やグリテール配合剤の処方が有効です。

内服療法

掻破を予防するために、アタラックスなど、かゆみのもととなる物質のヒスタミンを抑える薬の内服、そして脂漏の調整を目的にビタミンB2とB6の内服を組み合わせます。
蕁麻疹東京クリニック 皮膚科
東京クリニック東京クリニック